予防診療の重要性
すべての年齢層において年々残っている歯の平均歯数は増加してきています。現在、平均値で20本以上保有する年齢層は69歳までとなっており、70歳以降では自分の歯が20本を下回っている方が大半を占めています。現在、平均寿命は、女性では86.41歳、男性が79.94歳である日本において、歯の本数は長寿に追いついていない現状となっています。
先進国ではこのように、人々の歯に対する関心度が高いのに対し、日本では驚く事に定期受診率はたったの約6%なのです。
こういった現実があるからこそ、私たちは「いつまでも自分の歯で噛んでほしい」という想いを実現するために、従来の削って詰める治療から、予防を重視し、みなさまが、生涯にわたりお口の健康を維持していくことを全力でサポートさせて頂きます。
一般的に歯の詰め物や被せものがお口の中で正常に機能できる年数です。
詰め物や被せものは個人差もありますが半永久的なものは無いといってもおかしくありません。すでに治療済みの歯に関しては定期的にチェックすることで少しでも寿命を延ばすことが出来ますし、万が一何かトラブルが起きても早期に対応が可能で大きく歯を削るのを回避できるかもしれません。
また、現在虫歯が無くても定期的なメインテナンスを行うことで健康な状態を保つことができます。
治療後の状態を維持・管理してくために毎日のセルフケアは大切です。しかし、毎日かかさずに磨き残しなく100%磨くことは難しいことです。また自分では磨けていると思っていても実際は磨き残してしまっているということもよくあることです。
歯垢はブラッシングで除去することは可能ですが、歯石はブラッシングでは落とせません。その歯石を放置すると、歯垢が付着しやすく歯肉が炎症を起こしていきます。歯肉の炎症が悪化していくと歯周病が重篤化していきます。
歯周病は人類最大の感染症です。日本でも20歳以上で約7割、30歳以上で約8割以上が感染しています。初期段階では自覚症状もほとんど感じないので気づいた時には進行していたという可能性もあります。そのため歯周病対策で重要なのは定期的なメインテナンスなのです。
予防する・しないで生涯の治療費にも大きな差が出ます
このように、定期的なメンテナンスを行うか、行わないかで生涯歯科治療にかかる費用が大きく異なってきます。当院ではこのようにならないように、定期的なメンテナンスをしっかり行うべく予防診療に注力しております。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
予防診療のメニュー
PMTC
PMTCとは略称で「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」のことをいいます。
すでに定着して歯磨きでは落とせい汚れや歯石、プラークの元となるバイオフィルムを専門の機器や技術を使って除去することです。この処置を1年に2~4回程度行うことで、虫歯の予防や歯周病・口臭対策にとても効果的です。
定期的にPMTCを行うことによって、今後どのようなリスクや治療が必要であるのかを知ることにもつながり、ご自身の口腔内状況を専門的にアドバイスを受けることが出来ます。
ジェット噴流
TBI(ブラッシング指導)
TBIとは「トゥース・ブラッシング・インストラクション」の略で、歯科衛生士などによるブラッシング指導のことです。
毎日ご自身が行うブラッシングは、虫歯や歯周病を予防するために大切な要素です。正しいブラッシングを身につけることで、プラーク(歯垢)を溜めることなく清潔な歯にしましょう。